パイロット フリクションボール4FRIXION BALL 4色 0.5mm LKFB-80EF
消すことができるボールペンとして有名です。
消えるボールペンは、便利なんですけど、書類への署名など、消えると困る場合もありますよね。
消えるボールペンと消えないボールペンとを1本で解決したい。
しかもアダプタを買わなくてもよい。
このアイデアの提案です。
一応、アダプタの紹介
フリクションボールの一部を消えないボールペンに交換するためのアダプタとして、ボールペン リフィルアダプター PF-01 というものが売られています。
↑もう売られていないようです(2021/04追記)
↑Amazonで販売が再開されていました!(2021/05追記)
このアダプタも結構有名です。
三菱の替芯を使いたい人に人気です。
ただ、ボールペンをもう1本買えちゃうぐらいの値段がします。
このアダプタを使えば簡単に消えないボールペンがセットできますので、もちろんアダプタを使うのもアリです。
アダプタを使わずに消えないボールペンにする方法
ここからが本題です。
アダプタなんて使いませんので安くできます。
まずは、替芯のサイズをチェックしましょう。
フリクションボール3,4用の純正の替芯の品番は、LFBTRF30UF です。
サイズは、全長:87.5mm 最大径 3.6mm
今回使用するのは、パイロットの油性ボールペンの替芯、BTRF-8EF です。
1本60円ぐらいで買えますよ。
サイズは、全長:87.7mm 最大径 3.1mm
詳細は、パイロットのホームページで確認してください。
替芯のサイズ比較
油性ボールペン 全長:87.7mm 最大径 3.1mm
フリクション 全長:87.5mm 最大径 3.6mm
全長差:+0.2mm 径差:-0.5mm
結構近い値なので、そのまま使えるかな??と思って、
油性ボールペンの替芯BTRF-8EFを購入してみました。
しかし・・・
フリクションボール3,4の替芯LFBTRF30UFの代わりに油性ボールペンの替芯BTRF-8EFはそのままでは使えない
残念ながら、僅かなサイズの違いでしたが、そのままでは使用できませんでした。
「そのままでは」ってのがポイントですが。
替芯が使えるか、使えないかは、替芯の外径で決まると思っていたのですが、実は、
替芯が使えるか、使えないかは、替芯の内径で決まる、が正解でした。
ボールペン本体にある棒状のステーを、替芯の内径の穴に差し込むことで替芯をホールドする構造になっているようです。
左:フリクション、右:油性ボールペン
内径にかなりの差があることが分かります。
油性ボールペンの替芯BTRF-8EFの内径を広げればフリクションボール3,4の替芯LFBTRF30UFの代わりに使える
替芯の内径を合せる必要があるので、ここからは力技です。
ボールペン替芯の後端部を10mm程度、割ってしまいます。
「切り込みを入れる」ことを「割る」と表現していますので誤解なきようお願いします。
10mmよりも少なく割るよりは、多めに割ったほうがいいような気がします。
ま、1本60円ぐらいなので、失敗しても気にしないでくださいな。
このように割ると、割られた部分が広がって、戻ろうとする力で棒状のステーを挟み込むようになります。この力で替芯が抜けないようします。
油性ボールペンの替芯BTRF-8EFに差し替えたフリクションボール3,4
フリクションボール3の1本を油性ボールペンにしたのが下の写真です。
1mmに満たない程度だけ油性ボールペンの替芯が飛び出ていますが、使用には問題ありません。
ちょっとの手間だけで、黒だけ消えないボールペンが完成しました。
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他にも2本、フリクションボール4で一部を消えないボールペンに変更しました。
出張がボールペン1本で行けるので、かなり便利ですよ。
安く改造できますので、お試しくださいな。
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