※本記事は2019.10現在での情報に基づいています。
NTTドコモのスマホの解約金について
総務省からの通達によって、携帯電話(スマホ)の解約金の上限が2019年10月から上限1,000円になりました。ところが、旧料金プランのままの人がどうなるか、情報が少ないので、調べてみました。
注:本記事の情報元は、主としてドコモインフォメーションセンタ(151)ですので、正しい情報であるとは思いますが、手続きをされる際には、念のため、各自でご確認ください。
旧料金プランに上限1,000円は適用されない
2019年10月以前からドコモを利用している人は、旧料金プランのままですよね?
旧料金プランとは、
2019年9月までのキガホ・ギガライト、
ベーシックパック・シェアパック・ドコモWithなどです。
旧料金プランの人たちは、今では契約できないような金額の、月々サポート、端末購入サポート、ドコモWithによる通信料金の減額等を継続して受けていますので、解約金も以前の契約のまま、9,500円がかかります。
つまり、料金プランを変更しない限り、解約金1,000円にはならないってことです。
この場合、下の図(ケース1)の上段(ピンクの部分)に示すようになります。
この図では、契約月数が1月目から24月目までを繰り返し、その間の解約金(違約金)の金額を表示しています。
旧料金プラン(図では旧プラン)では、契約の満了月(24月目)と、その後2月(新たな契約期間の2月目まで)が解約金0の期間です。これはご存知の方も多いでしょう。
で、旧料金プランのままの人は、2019年10月以降に解約金0の期間が来たとしても、解約金0の期間内に、新料金プランに変更しなければ、再び、解約金9,500円がかかる期間になってしまう、ということです。
新料金プランは、2019年10月以降のギガホ(ギガホ2)・ギガライト(ギガライト2)のこと。
ケース1 解約金0の期間までに新料金プランに変更した場合
では、新料金プランに変更すれば、すぐに解約金1,000円になるのか?
というと、ドコモの場合はそうはなりません。この点はソフトバンクのほうがユーザフレンドリーです。
上の図の下段(緑色の部分)に示すように、例えば、2019年10月に、契約月数13月目で新料金プランに変更したと仮定します。これがケース1。
ケース1の場合、違約金なし(注:プラン変更に違約金はないが、端末購入サポート等の違約金が生じる場合アリ)でプラン変更できますが、解約金9,500円がかかる期間はそのまま持ち越しになる、ということです。
つまり、プラン変更後の最初の、旧料金プランでの解約金0の期間が来るまでは、解約金1,000円にはならず、旧料金プランでの解約金0の期間の経過後に、解約金1,000円になるのです。
こんな複雑なこと、一般人に理解できるわけないですわ。だから記事にする価値があるわけですが。。。
ケース2 解約金0の期間が経過後に新料金プランに変更した場合
さらに話を複雑にするのが、解約金0の期間に新料金プランに変更することなく、解約金0の期間が経過後に新料金プランに変更した場合。これがケース2です。
下の図の下段を見てください。
ケース2では、2019年10月以降に解約金0の期間があるものの、この期間内に新料金プランに変更することなく、次の契約期間の契約月数4月目に新料金プランに変更する場合を示しています。
ケース2の場合もケース1の場合と同様に、 旧料金プランでの、次の、解約金0の期間が来るまでは、解約金1,000円にはならず、旧料金プランでの解約金0の期間の経過後に、ようやく解約金1,000円になります。
旧料金プランで月々サポートなんかは期間限定なのに、解約金9,500円だけ永久に継続するなんて、非常にズルい。ドコモの料金設定担当者は会社想いの天才的な頭脳の持ち主ですな。
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ということで、我々ユーザは、正しい知識を持って武装しましょう。
新料金プランへの変更は、月々サポートなどの割引が終了してからがお勧め
ここまで読んでくれた皆様は、解約金0の期間が来たら、すぐに新料金プランに変更しよう!と思われましたでしょうか?
しかし、学割、月々サポート、U25割など、今では契約できない割引が適用されている場合には、解約金0の期間でも、新料金プランに変更しない場合がお得な場合も多々あると思われます。
旧料金プランと新料金プランとのどちらが得か??
これ、料金が複雑すぎて、人によって異なります。困ったもんです。
ドコモに相談するのが早い解決方法かも知れません。
今回は、解約金1,000円についてでした。久々に記事を書いてみました~。
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