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平和 (6412)の株主優待と投資判断

私が所持している、或いは所持を検討している株主優待銘柄を解説し、併せて売りか買いか、或いは中立かの投資判断をするシリーズの第5回目です。

TOBE-RICH

今回は、平和 (6412)について解説してみます。

 
目次

平和 (6412)の株主優待で貰えるもの

平和 (6412)では、株主優待として、グループのゴルフ場で利用できる優待券(割引券)が貰えます。

平和 (6412)株主優待のリーフレット
平和 (6412)優待券

平和の株主優待は、自社製品、自社サービス、自社金券、他社金券、他社製品・サービスのうち、自社サービスに該当します。

TOBE-RICH

平和 (6412)の株主優待券は、自社金券の形式であるものの、商品との交換はできず、自社サービスでしか利用できないため、自社サービスに分類します。

権利確定月 3月、9月

優待内容名優待獲得株数備考
株主優待券
2枚
200株以上1,000円券
16枚まで利用可
3枚300株以上
4枚400株以上
5枚500株以上
6枚600株以上
7枚700株以上
8枚800株以上
平和 (6412)株主優待の獲得条件

2020年3月まで、100株で3,500円券×2枚(200株で14,000円)でしたが、
2020年9月から、200株で1,000円券×2枚(2,000円)に大改悪されました。

TOBE-RICH

株主優待の価値を7分の1にするなんて・・・

平和 (6412)株主優待の転売可否と売却価値

平和 (6412)の株主優待は、転売して換金することができるのでしょうか。

TOBE-RICH

転売禁止の表示はありませんが、平和 (6412)の株主優待を売却する際には自己責任でお願いします。

2021.06.27時点のアクセスチケットさんの情報

平和 (6412)の株主優待の買い取り額

900円(90%)

平和 (6412)の取得費用(株価と必要株数)

平和 (6412)の株主優待を受け取るための最低取得費用はどの程度必要でしょうか。現物株の購入費用のみを考慮します。

 平和 (6412)の株価
1,961↓C(21/06/25 15:00)
前日比 +18 (+0.93%)

TOBE-RICH

平和 (6412)の株主優待を受け取るために必要な株数は、200株です。よって、最低取得費用は、392,200円です(2021.06.27現在)。
優待利回りは約1%ですね。

平和 (6412)株主優待の廃止や改悪のリスク

株主優待には、廃止や改悪がつきものですが、平和 (6412)の株主優待ではこのようなリスクが大きいのでしょうか。

TOBE-RICH

株主優待の内容が廃止又は悪い方向に改正される可能性が高いかどうか、当サイト独自の基準で点数化してみます。

スマホで下記の表が見ずらい場合、スマホを横向きにしてご覧ください。

平和 (6412)リスク点数備考:採点基準
企業業績0 (2020年は2)減益+1 大幅減益+2 赤字+3
<21.3>860M<22.3>13.9G
優待費用0優待内容:自社金券+1 他社金券+3
<自社サービス>
優待利回り0 (2)4%以上+1 , 6%以上+2
<1%程度>
株主数110,000人以上+1<6.6万人>
その他0 (1)社会情勢悪化など+1
評価1(5)10点満点.高得点ほどリスク大
平和 (6412)の株主優待廃止改悪リスク

企業業績は、業績が悪くなるほど株主優待を縮小しようとする傾向があります。

優待費用は、金券類は費用がかさむ傾向があり、特に、他社にお金が流れる株主優待は縮小されやすくなります。

優待利回りが高すぎる銘柄は、優待が過剰である可能性があり、是正される可能性が高まります。

株主数は、上場維持のためにある程度の人数が必要ですが、多くなりすぎると優待費用がかさみます。

平和 (6412)についての株主優待の廃止・改悪リスクは、10点満点中、1点です。

TOBE-RICH

平和 (6412)株主優待は、廃止又は改悪されるリスクがかなり低いと判断します。

2020年9月の株主優待大改悪の直後ですから、さらなる改悪はしばらくないと予想します。
ちなみに2020年のリスク値(上の表では括弧書きの数値)は、10点満点中5点でしたので、コストダウンのために株主優待にメスが入っても致し方ない状態だったかと思われます。

平和 (6412)の株主優待を考慮した投資判断

平和 (6412)に対して投資すべきかどうか、皆さんの評価はどうでしょうか。

TOBE-RICH

平和 (6412)に対して、売り、中立(売ってもよい、現状維持、買ってもよい)、買い、の何れか1つを選ぶならば、売りと判断します。
5段階での最低評価です。

平和 (6412)には、長所として、下記項目が挙げられます。

・優待廃止リスクが低い(大改悪済ですが・・・)

・優待を換金しやすい

・財務状態がよい

しかし、平和 (6412)には、短所として、下記項目が挙げられます。

・斜陽産業である

・優待を換金しにくい

・優待にお得感がない

・遊技機は当たり外れが大きく、「海」シリーズのようなヒット商品が出ない限り業績上昇が難しい

このような長所と短所を考慮して、総合的に上記結論に至りました。

 

平和 (6412)に対する感想

最後に、平和 (6412)に対する個人的な感想です。

TOBE-RICH

平和 (6412)は、ゴルフが大好きな私の父のために購入していました。それだけに優待の改悪には失望しました。
私自身はゴルフをしませんし、パチンコ業界への投資に興味があるわけでもないので、売却のタイミングを検討中です。
現状では、優待改悪ショックから株価は回復しましたので、現状のままであれば、なんとかプラスで売却できそうです。

一方で、配当利回りが4%程度あり、予定通りの業績になれば、そこそこの株価になることが期待できますので、これからの株価の上昇を期待する人には買ってもよい株なのかも知れません。

私は「売り」と判断しますが、今後がどうなるか分からないのが投資の魅力ですので、自己責任で適切に判断してくださいね。

みなさんも、ご自分に最適な銘柄に投資して、株主優待を楽しみつつ、企業を応援しましょう。

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