マンションのお得な買い方と売り方について、何回かに分けて紹介します。
私は20歳代でマンションを購入し、6年住んでマンションを売却しました。
その経験から得られたことを書いてみます。
予定では・・・
第1回(今回) 売却を考えたマンション購入
第2回 損しないマンション購入方法
第3回 マンションを高く売るテクニック
第4回 マンション売却時の諸費用・税金
こんな感じにしようと思っています。
それでは第1回です。
売却を考えたマンション購入
買うときには、一生ここに住もう!とか、もう家のことを考えなくても大丈夫!なんて思って、みなさんは分譲マンションに住み始めるのでしょう。
しかし、多くの場合叶わぬ夢なのですよ。
マンションに永住するのは無理!
マンションって、基本的に永住するのは無理って考える方が無難なのです。
マンションに永住する前提でマンションを購入すると、ロクなことがありませんよ。
永住するかも知れないけど、永住できないかも知れないという気持ちでマンションを選びましょう。
他人と一緒に住むといろいろ起こる
マンションは他人と建物を共有しなければならないのがリスクです。
私が住んでいたマンションでは、入れ墨が入った筋肉マッチョな人(たぶんプロレスラー)がいたり、管理費を滞納する人がいたり、ボヤを出す人がいたり、と色々ありました。
何か嫌なことが発生したとき、或いは、管理費や修繕費が高額になって支払い困難になった時など、転居できるように売るための準備できていることが重要だと思う次第です。
売れやすいマンションを買いましょう
マンションは、一軒家とちがって、一般的に売りやすいのがメリットです。でも、売れないマンションはいつまでたっても売れないのです。
どんなマンションが売れる?
どんなマンションが売れるのでしょうか。
答えは簡単。自分が欲しいなと思うマンションが売れます。
といっても、ちょっと難しいでしょうから、中古マンションを売買するときに利用される査定表を見てみましょう。
(東急リバブルの査定表の一部を引用)
やっぱり立地(交通利便性)
マンションは、立地が命。立地とは基本的には駅からの距離のことです。
査定表によると、駅まで徒歩8分がプラス査定とマイナス査定の境界です。
駅までの距離が近いほど、査定(値段)が「高く」なりますが、これだけでなく、駅までの距離が近いほど、「すぐに売れる」傾向があると思います。
ファミリー向けの広いマンションなら学校環境と学校までの距離も重要。
DINKS(共稼ぎ子供なし)向けのマンションなら、コンビニや飲食店が近くにあると有利かも知れません。
個人的な印象では、「売ることを考えるなら、立地を最優先すべし」、少々価格が高くなっても!!であります。
中古マンションで重要なのは、順位が高い順に、便利さ、広さ、きれいさ、お得さ、でないでしょうか。
角部屋はポイントが高い
角部屋は人気がありますので、査定ポイントが高くなります。
日照とか通風なんかも査定対象です。
角部屋は自然と複数の項目で有利になりますね。
また、高層マンションの上階も複数の項目で有利です。
でも、購入時の費用が高くなるので、このへんはバランスでしょうね。
もうちょっと他の査定項目も見てみましょう。
(東急リバブルの査定表の一部を引用)
施工業者なんかも査定項目
手抜き工事なんかの事件がありましたからね。
ただ、施工業者による点数は、数万円程度しか影響はありません。
売るためには高く買わないこと
マンションはやっぱり立地が大切ですが、最初に高く買わないことも売るときには大切なことです。
売値を設定するときには、多くの人が買った値段に影響されます。
査定額が低くても、買った時の値段が高いと、査定通りの安い値段を受け入れにくくなります。
よくよく相場を調べて、なるべく安いマンションを購入することが大切です。
モデルルームを見て、「ほしい~」ってならず、冷静になれれば、勝利が近いかも。
そうそう、査定表では、「室内の仕上げ」って項目がありますが、実は、壁紙、建具など、内装の良し悪しは、マンションを売るときの査定額にはほとんど影響がないのです。
壁紙の耐用年数は約6年。水回りの設備などにもそれぞれ耐用年数がありますから。
耐用年数を超えると基本的な価値は0ですよ。
なので、売ることを考えると、内装にお金をかけて高級に見せたマンションなんて買わないほうがいいです。
内装は、住んでるときの自己満足にすぎないのですよ。
上記ことをご参考の上、「立地が良くて割安な」マンションを探してみてください。
マンション購入のヒントになると幸いです。
次回は、第2回損しないマンション購入方法です。
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